紀伊国屋で建築関係の雑誌を立ち読みした際、『エアコンのいらない家』という本が目に留まりました。
ちらっと立ち読みしたら結構面白そうだったので購入し、今日読み終わりました。
我が家はいちおうエアコンを取り付ける予定にしていますが、あまりエアコンは使いたくないです。
エアコンのあの独特の寒さがどうも体には合わないです。
夜ずっと付けっぱなしだと風邪を良くひくので、できればコーポラではエアコンはつけずに生活したいと思っています。
この本は、エアコン無しで自然の力を利用して快適な住まいを作るにはどうすればいいのか、噛み砕いて書かれています。
考えてみればエアコン無しで昔は生活していた訳で、昔の人たちは色々と暑さ・寒さに対して工夫をしてきました。京都の町家がその典型例とのこと。
実際、著者の手がけられた住宅ではエアコン無しで生活できるような工夫がされているようです。そのエッセンスを本書では紹介しています。
そもそも住まいの快適さとは何か、というところから説明があって、住まいの快適さは気温だけでは決まらないことが分かりました。
エアコンの要らない家というと、窓が沢山開いていればいいと思われるでしょうが、そうではないということが分かりました。
基本は南と北に窓があることが大切とのこと。東西の窓はあまりよろしくないようです。
南から北に気流が抜け、そして低い位置から高い位置へ抜けるので、南側には低い位置、北側には高い位置で窓が必要とのことです。
方角別のガラス選びというのも参考になります。何でもかんでも遮熱高断熱LOW-Eガラスは必要ないとのこと。
コーポラティブハウスの場合は募集の段階でスケルトンは決まっているので、窓がそもそも南北に無いということが多いと思いますが、設計の段階で工夫できる点もあるので、参考になりました。
この本をコーポラ募集前に読んでおけば、エアコンがいらないスケルトンを選べたと思いますが既に遅し問いう感じです。
また地下住居の場合、そもそも風が入ってくるのかも心配ですが。。。
とにかく、エアコンがあまり好きではない方に、この本は参考になると思います。
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