世田谷区が「重層長屋」建設を制約

今日はなんだか「重層長屋」で検索してくる方が多いなぁ、と思っていたんですよ。

あまりにも多いものだから気になってネットで調べてみたらこの通り。

「世田谷区が「重層長屋」建設を制約」

えっ!?


読売新聞によると、

『アパートなど共同住宅の建設規制の適用が除外されている「重層長屋」を巡って、世田谷区は区条例を一部改正し、建設に一定の制約を加えることを決めた。住民から苦情が相次いでいるための措置で、区は来年1月の施行を目指している。この問題を巡っては、都も実態調査を進めており、区は今後、都に対して都条例で建設戸数を制限するなど、建設ルールの厳格化を求めるとしている。

区によると、区内で過去2年間に建設された重層長屋は計26棟。多くはアパートなど共同住宅であれば認められない、道路から奥まった敷地に建てられているという。

 このため、周辺住民からは、「狭い敷地の集合住宅は防災上不安」「大きな建物が隣接しているので圧迫感がある」などの苦情が区に寄せられていた。重層長屋の建設を禁じる措置を求める声もあるという。

 区条例で建設を禁止することは難しいため、区は、区住環境条例を一部改正して重層長屋の建設条件を一部厳格化することにした。

 改正案では、敷地境界線から建物までの距離を、重層長屋の場合は従来の「50センチ」から、建物の規模などに応じて「75センチ~1メートル」に拡大。周辺住宅との間隔にゆとりを持たせることで、住環境の悪化を防ぎ、火災時に円滑に避難できるようにすることなどが狙い。

 区は来月から条例改正案への意見を公募。区民の意見などを反映させた上で、条例改正案を9月の区議会に提出する。』


「重層長屋」については、このブログで一度取り上げたことがあります。調べたら今年の1月でした。

その時は、『重層長屋の規制について都では「新たな規制は影響が大きくなる」と慎重だ』となっていたのに、急展開ですね。

世田谷区で過去2年間に建設された重層長屋は計26棟とのこと。

このうちコーポラティブハウスがどれくらいを占めるのか、分かりませんが、半分くらいでしょうか???

でも、ネットで調べても重層長屋とコーポラの関係が書かれた情報が出てこないので、コーポラとはあまり関係ないのかもしれません。

でも重層長屋の構造は明らかにコーポラだよな、と思うのは私だけでしょうか。幸いウチは建築許可が下りたので心配ないですが、今後この条例が可決されれば長屋仕立てのコーポラが建たないということになってしまうのでしょうか。

それにしても腑に落ちないのは、敷地境界線から建物までの距離を拡大することを条例化するみたいですが、それの理由として、「火災時に円滑に避難できるようにすること」、という書かれ方をしてます。

そんな理由だったら一般の木造住宅もそうすべきじゃないの?と思っちゃいます。

防災というのは体の良い言い訳で、本心は大きな建物が隣に建ってほしくないということだと思います。




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コメント

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    5月に建築確認取り消しの裁決がされたらしいです。
    http://suzuki.seesaa.net/article/276766582.html