世田谷区鎌田3丁目にある「Fresca」。
2005年10月竣工、築20年を迎えるコーポラティブハウスですが、外観を見た第一印象は「思った以上に古さを感じない」というものでした。
コンクリート打ちっぱなしの端正なデザインに、余計な装飾のないシンプルな構成。
流行を追いすぎない建築は、時間が経っても見た目が崩れにくいのだなと改めて感じさせられます。


まず目を引くのは、街並みに溶け込みながらも埋もれない外観
建物は地上4階・地下1階建ての鉄筋コンクリート造。
外から見ると、水平・垂直のラインがきれいに整っていて、落ち着いた存在感があります。
打ちっぱなしコンクリートの建物というと、少し無機質で冷たく見えることもありますが、Frescaはそういう印象が強すぎません。
整いすぎていない植栽や周辺の街並みも相まって、シャープさの中にちゃんと生活感がある。そこがこの建物のいいところだと思います。
築年数だけを見れば決して新築ではありませんが、デザインの芯がしっかりしているので、「古い」というより“成熟した建物”という表現のほうがしっくりきます。
エントランスにも、この建物らしさが出ています
エントランスまわりも非常に印象的です。
ガラスとコンクリートを組み合わせた構成で、開放感がありつつ、素材の硬質さもきちんと感じられます。
館銘板の「Fresca」の文字も控えめで、いかにも高級感を演出しています、という感じではありません。
むしろ、さりげないのに記憶に残る。そういうセンスの良さがあります。
このあたりは、一般的な分譲マンションというよりも、住まい手の感性が反映されたコーポラティブハウスらしさを感じる部分です。
派手さではなく、建築としての一貫性で見せてくるタイプの建物です。
コーポラティブハウスならではの魅力
Frescaはコーポラティブハウスということもあり、よくある画一的なマンションとは少し空気感が異なります。
もちろん住戸ごとの詳細までは外から分かりませんが、建物全体からは「単に住戸を積み重ねた箱」ではなく、建築全体を一つの作品のように考えてつくられた雰囲気が伝わってきます。
こうした建物は、スペック表だけでは伝わりにくい魅力があります。
駅距離や築年数だけで判断してしまうと見落としがちですが、実際に現地で見ると、数字では測れない価値があることに気づかされます。
駅距離はあるが、そのぶん落ち着いた住環境
アクセスは田園都市線・二子玉川駅から徒歩23分。
駅近とは言えませんが、そのぶん周辺は比較的落ち着いた住宅地の空気があります。
二子玉川を生活圏にしつつ、少し距離を取った場所で静かに暮らしたい人には、こうした立地はむしろ魅力に映るかもしれません。
また、駐車場ありという点も、車を使う方にとっては見逃せないポイントです。
築20年でも“古びない建築”はある
Frescaを見て改めて思うのは、建物は単純に築年数だけでは語れないということです。
新しいのにすでに古く見える建物もあれば、20年経ってもなお、しっかり魅力を保っている建物もあります。
Frescaは間違いなく後者でしょう。
コンクリート打ちっぱなしという素材感、過度な装飾に頼らないデザイン、そしてコーポラティブハウスらしい個性。
それらがうまく噛み合っていて、今見ても十分に魅力的です。
「築20年」と聞いて少し身構える方でも、現地を見れば印象が変わるかもしれません。
派手さはないけれど、静かに格好いい。そんな集合住宅でした。
物件概要
物件名:Fresca
住所:世田谷区鎌田3丁目
交通:田園都市線 二子玉川駅 徒歩23分/小田急線 成城学園前駅
階数:地上4階・地下1階建
構造:鉄筋コンクリート造
駐車場:有り
竣工:2005年10月
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